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​コラム

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コストをおさえてマンションのセキュリティを強化する多機能なIPインターホン

  • カギ舎
  • 2024年10月14日
  • 読了時間: 12分

更新日:2月26日

オートロックに対応した従来のインターホンシステムであっても、不在時の防犯性や設置コスト、設置に要する時間において課題があります。一方で、IPインターホンは従来のインターホンが持つさまざまな課題を解決した次世代のインターホンです。IPインターホンは、デジタル技術を活用した通信により、外出時の来訪者対応や遠隔操作での解錠など多様な機能を実現しました。多機能なIPインターホンは、マンション入居者の安全で便利な暮らしを実現します。


◎マンションが採用している従来のインターホンの課題

近年マンションにおける防犯性や利便性の向上を目的に、オートロック対応のインターホンシステムの導入が進んでいます。とくに、マンション購入時や賃貸時にオートロックを必須条件とする人も多く、都心部の新築マンションではオートロックとそれに対応したインターホンが標準装備されることも増えました。オートロックがあれば、居住者もしくは居住者が入館を許可した来訪者のみが建物内に入ることができるため、防犯性が高まる仕組みです。しかし、オートロックに対応した従来のインターホンには防犯性の課題が残ります。そもそも多くのマンションに設置されるオートロック対応の従来のインターホンは、マンションエントランスに設置されたエントランス機と、住戸玄関に設置された子機、住戸内に設置された親機から構成されます。これらの機器はチャイム用のコードとVVFケーブルという住戸内配電用ケーブルの二つの配線でつながれるのが一般的です。このアナログな配線を用いて住戸内から遠隔操作でのエントランス扉の解錠や、機器同士の音声や映像の通信を可能としています。そのため、自宅内の親機でしか来訪者の応対やオートロックの解錠はできません。外出時に来訪者の対応をすることは困難であり、映像録画機能を搭載しないインターホンの場合は来訪者の存在自体を後から知ることもできません。空き巣が留守の時間を確認しようとインターホンを押しても居住者は気づくことができないため、防犯性が乏しいといえます。また、従来のインターホンはオートロックシステムに対応していても、カメラを搭載しない機器もあります。その場合、来訪者を音声のみで対応するため、なりすましによる不正侵入のリスクは否めません。このように、防犯性を高めるために設置されたオートック対応のインターホンであっても、不在時の防犯性やカメラ機能搭載の有無などによる課題が残ります。また、従来のインターホンは、コスト面や設置にかかる時間においても課題があります。アナログな配線で各住戸の機器を接続する必要があり、大がかりな配線工事が必要です。さらに専門業者による電源工事も必要となり、コストも設置日数もかかります。とくに、後付けの場合は工事のため1週間以上インターホンを使用できないことも少なくなく、不便なうえに空き巣や悪質な訪問販売に狙われるリスクも高まります。加えて、従来のインターホンは拡張性の乏しさも課題です。ひとつのインターホン端末に接続可能な端末数に制限があるうえに、出入り口の多い建物や敷地が広大な建物では、中継器が必要になる場合もあります。遠距離通信を可能とする中継器を設置しなければ映像や音声の品質が下がるため、防犯性を維持できません。機器に対するコストがかかる上に、設置スペースを確保することも必要になります。また、従来のインターホンは柔軟性が低いため、マンションの1室だけを新しいインターホンシステムに取り換えるといったことも困難です。各住戸のライフスタイルに合わせた機器を選定するといった機器の混在も難しく、拡張性も柔軟性も乏しいシステムといえます。


◎IPインターホンの機能で解決する従来インターホンの課題

デジタル技術を活用したIPインターホンは、従来のインターホンと比べて多機能かつ、拡張性の高さも特徴です。IPインターホンはオートロックにも対応している他、高品質な映像と音声の通信、外出時の来訪者対応、リモートでの遠隔操作による解錠、多様な外部機器との連携、管理運用の効率化などさまざまな機能を搭載しています。このIPインターホンの多様な機能を実現するのが、デジタル技術を活用した通信方法です。IPインターホンはインターネットプロトコル(IP)ネットワークを利用し、インターホンとさまざまなデバイス間で映像や音声などのデータを通信します。つまり、マンションのエントランスなどに設置したIPインターホンを訪問者が鳴らせば、インターネットを経由して住戸内の親機はもちろん入居者個人のスマホやパソコンなどのデバイスでリアルタイムに通信できる仕組みです。インターネット接続が可能な環境さえ整っていれば、自宅内にいなくても外出先からリアルタイムに来訪者の映像確認、音声通話、遠隔操作でオートロックの解錠もできます。外出時に空き巣や悪質な訪問販売者などが訪れたとしてもリアルタイムに映像で確認できるため、すぐに管理人に通報することも可能です。このように、IPインターホンを導入すると不在時の防犯性が高まります。その上、外出中でもリアルタイムに宅配業者などの訪問者に対応できるため、利便性も向上する仕組みです。そして、IPインターホンは録画機能も搭載し、高品質な映像を後から確認することも可能です。録画機能により不審者の映像を証拠として残すこともでき、後から確認したい際にも役立ちます。また、コメリットのIPインターホンをマンションのエントランスに設置後は、各住戸内に親機を設置せずに入居者個人のスマホや一般電話を親機として活用できます。コメリットの専用アプリをスマホなどのデバイスにインストールし設定さえ済ませれば、来訪者の映像や音声はスマホに届き、ボタンひとつで通話を開始、オートロックの解錠も可能です。もちろん、住戸親機を設置し、スマホやパソコンなどのデバイスを副親機として活用することもできます。たとえば、来訪者がエントランスに設置したIPインターホンを鳴らした場合、住戸親機とスマホの2つが同時に受信をしたり、住戸親機が未応答の場合のみスマホに転送したり、というように用途に応じた使用が可能です。さらに、拡張性が高いIPインターホンは、さまざまな外部機器とも連携できる機能があります。たとえば、IPインターホンと防犯監視ソフトウェアやエレベーターの着床制限など、今まで別々に管理・運用していたシステムと連携し統合することで、管理・運用の効率化も図れます。


◎マンション管理者における多機能なIPインターホン導入のメリット

IPインターホンは、低コスト、省スペースでスピーディに導入できる上に、管理運用の効率化も望めます。低コストでマンションにオートロックシステムの導入を検討している場合にも、IPインターホンが最適です。コメリットのIPインターホンは既存のLAN配線から電力を供給できるPoE給電対応のため、大規模な電源工事は不要です。マンションエントランスに設置したIPインターホンと、住戸内親機と音声や映像のやり取りをする際はLANとインターネット通信を活用するため、各住戸機器とエントランス機器を接続する大規模な配線工事も必要ありません。制御装置やサーバーも不要なため、機器を最小限に工事費用をおさえて導入できます。また、各住戸との配線工事が不要な分、導入工事はスピーディに完了します。後付けの場合でも最短1日~工事が完了するため、マンション入居者のセキュリティや利便性に影響を及ぼしません。そして、エントランスに多機能なIPインターホンを設置後は、IPインターホンがマンション入居者の安全で便利な暮らしをサポートします。100戸以上が入居する大規模で広い敷地を有するマンションであっても、IPインターホンは通信距離や接続台数に制限がないため問題なく対応できます。さらに、コメリットのIPインターホンは、機器の組み合わせは自由かつ混在も可能なため、各住戸のライフスタイルに応じたインターホンシステムの構築が可能です。たとえば、若年層が多く住む単身向けマンションでは、マンションエントランスにエントランス用のIPインターホンを設置し、各住戸内には親機を設置せず入居者自身のスマホやパソコンなどのデバイスを用いてオートロックシステムを構築できます。各住戸に親機を設置しないことで、大幅なコスト削減が見込まれるとともに、入居者は自身のスマホを便利なインターホンとして活用でき、利便性が向上します。一方で、ファミリー層や高齢者が多く住むマンションでは、各住戸に親機を設置し、居住者個人のスマホや固定電話を副親機として活用することも可能です。機器の選択は自由かつ混在も可能なため、管理者がお部屋のグレードに合わせて機器を選定することもできます。また、コメリットのIPインターホンはメンテナンスや管理も容易かつ安全です。無料でダウンロードできる専用ソフトウェアを用いることで、管理者はパソコン上でIPインターホンのメンテナンスが実行できます。不具合が生じた際はパソコン上で呼び出しテスト、映像通話テスト、解錠テストなどを実行し、早急に原因を特定、スムーズな対応ができます。また、管理物件に設置したIPインターホンを一元管理できるマネジメントプラットフォームを有しているため、管理者はパソコン上で管理物件を選択し、入居者の退去に伴う登録端末のリセットや、追加もできます。インターネット経由で管理・運用可能なシステムを導入すると、離れた管理事務所などから手軽に一元管理できるため、管理・運用の効率化が望めます。


◎大型マンションにも対応できる多機能なIPインターホンUT8090S

コメリットのIPインターホンUT8090Sは、マンションへの導入に最適なタッチパネル式エントランス機です。世帯対応数は400世帯、暗証番号は2,000個、ICカードは2,000枚登録可能であり、100戸以上の大規模マンションにも問題なく導入できます。オートロックの解錠に必要な認証方法は、ICカードや暗証番号のほかにQRコードに対応し、オプションで顔認証の利用も可能です。入居者のライフスタイルやセキュリティレベルに応じた認証方法を選択できます。また、IPインターホンUT8090Sは、既存のLAN配線から電力を供給できるPoE給電対応で後付けも容易なため、コストをおさえてオートロックシステムを導入したいマンションにも最適です。タッチパネル式のため、画面にタッチするだけで誰でも簡単に操作でき、高齢者や子どもが住むファミリー向けマンションへも安心して導入できます。タッチスクリーンの画面デザインは、個別呼び出し画面や暗証番号を入力するテンキー、デジタル看板などが設定でき、用途に応じた画面設定が可能です。さらに、IPインターホンUT8090Sは高画質、広角カメラを搭載し、品質の高い来訪者映像を提供します。来訪者がマンションエントランスに設置したIPインターホンを鳴らせば、住戸内の親機や、居住者自身のスマホに通知が届き、高画質カメラが捉えた鮮明な映像で来訪者を確認できます。デバイス間の映像や音声のやり取りはインターネット通信を活用するため、住戸親機のみならず入居者自身のスマホやパソコンなど多様なデバイスで対応可能です。スマホなどのデバイスを用いれば外出時も同様に、来訪者の映像確認、音声通話、遠隔操作で解錠もできます。不在時に宅配業者が訪れた際は、リアルタイムに対応し置き配を依頼したりすることも可能です。録画機能も搭載しているため、後から訪問者の情報を確認することもできます。また、IPインターホンUT8090Sは、オートロックの解錠に必要な認証方法にスケジュールを設定できる便利な機能も搭載しています。たとえば、〇月〇日の〇時〜〇時まで使えるQRコードや暗証番号を設定し来訪者に伝えておけば、居住者が対応せずとも来訪者は入室することができます。限定的な使用のみを許可した認証方法のため、防犯性も問題ありません。IPインターホンUT8090Sは、屋外にも設置できる高性能なIPインターホンです。防塵防水性を示す数値はIP65等級であり、機器に防塵の侵入を許さず長時間雨にぬれても故障しない性能を証明しています。そのため、マンション内のエントランスやロビーだけでなく、裏口や屋根のない場所にも柔軟に多機能なIPインターホンを設置できます。カラーはブラックとシルバーから選択でき、イタリア製ならではのスタイリッシュかつスマートなデザインがマンション空間と調和し、インテリアのひとつとして魅力的な空間を演出します。IPインターホンUT8090Sを導入後は、無料でダウンロード可能な専用ソフトウェアを活用し、パソコン上で管理可能です。入居者の退去に伴う登録端末のリセットや追加も管理事務所などから一括で行えるため、効率的な運用が実現します。


◎コメリットの多機能なIPインターホンUT8090Sの導入事例

コメリットのIPインターホンUT8090Sを導入すると、建物の防犯性だけでなく入居者の利便性も向上します。IPインターホンは設置も容易でスピーディに導入が完了するため、後付けにも最適です。マンションにオートロックシステムを検討中の場合、コストをおさえてスピーディに導入できるIPインターホンUT8090Sが適しています。


〇大規模マンションにコメリットのIPインターホンUT8090Sを導入

IPインターホンUT8090Sは中継器の設置は不要かつ、大規模で広大な敷地を有するマンションでも高品質な映像、音声の通信が可能です。IPインターホンはインターネット経由でデバイス間の映像や音声の通信をするため、エントランスに設置したIPインターホンUT8090Sと各住戸の親機をアナログな配線でつなぐ必要もありません。そのため後付けもスピーディに完了し、入居者や管理者の負担は最小限におさえられます。エントランスにUT8090Sを設置後は、各住戸のグレードやライフスタイルに応じて親機などの機器を選定できます。マンション入居者は自身のスマホやタブレットなどのデバイスを活用することで外出時の来訪者対応も可能となり、防犯性も利便性も高いシステムを構築できます。


〇複合マンションにコメリットのIPインターホンUT8090Sを導入

IPインターホンUT8090Sは、店舗やオフィスを併設する複合マンションにおいても各フロアの用途に対応した柔軟なシステム構築が可能です。複合マンションのエントランスにIPインターホンUT8090Sを導入後は、オフィスや店舗、住戸がそれぞれの用途に応じた親機を選定できます。親機を設置せず、個人のスマホやパソコンなどのデバイスを親機として活用することも可能です。そして、入居者自身のスマホやタブレットを用いることで外出先からでもリアルタイムに来訪者を対応でき、防犯性も利便性も向上します。また、IPインターホンとエレベーターの着床制限などを連携すれば、部外者が各フロアに侵入することも防げます。各フロアに入れるのはオートロックの認証権限をもつマンション入居者と、マンション入居者が入室を許可した訪問者のみとなり、防犯性が向上します。


◎まとめ

コメリットのIPインターホンはデジタル技術を活用した通信方法により、多様な機能を実現しました。これにより、従来普及されていたインターホンの課題であったセキュリティや利便性の向上に貢献します。IPインターホンはマンションへの新規取付・後付けを問わず、大規模な電源工事や配線工事は不要でスピーディかつコストをおさえて導入可能です。カギ舎では、多機能かつ設置も容易なIPインターホンを取り扱っています。コメリットのIPインターホンのご相談は、お気軽にお問い合わせください。


 
 
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